アデルの手術   

昨年11月の定期検診でのメモ。
脱臼の症状は、変わらず(G1~2)。触診で簡単に外れる。
レントゲンからは、まだ周囲組織に炎症が見て取れないので、
溝の再建手術だけなら難しいものではないといわれ、
3ヶ月後の定期検診まで決断は保留にすることに。


そして、
3ヶ月後の2月5日、Yクリニックへ。
まず最初、診察台での触診では、
アデルの主治医Y院長先生は、触るなり
「しっかりしてきてます!これなら大丈夫!!押しても外れませんよ」
右足も、左と同じようにしっかり筋肉が付いているし、
このままでOKと言われて
普通なら、躍り上がって喜ぶ瞬間だろうけど、内心、戸惑う私。

実は、この数日前に、はっきりしっかり外れていたのだ。
ご飯時に、座位から立たせたときに、目視でもわかるほど外方にずれていた。
これは、パピー時から今までの2年半、
ときどき起こることで、
先生も、
「座ったり、立ったりする時に、どこかの外れるポイントがあるのでしょう」と
おっしゃってたけど、そこがどこかは触診ではわからないとか。

この症状(脱臼)は、どんなに筋肉を付けても、管理していても、
溝が浅いので、ときどき起こってしまうのだ。
きらに、朝の散歩時に、ときどき突然座り込んでしまうという症状も…。
(夕方散歩では、日中に身体が動いて温まるからか、まず起こらなかった。
パピー時は、日中でも、たびたび座っていた)

この日は、JAHD提出用に股関節と肘のレントゲンを撮るつもりだったので
触診後、鎮静をかけてレントゲン室へ。
待ち時間の間、私と夫は浮かない顔で話し合った。
とりあえずは、私たちの不安をもう一度伝えて
先生に診てもらうことに決めた。

そして、鎮静から覚めたアデルが戻り、
私たちは再度、診察室へ入った。
「先生、数日前にも外れたんです。触るとパッチンと戻りました」
「え!?パチンと戻った?」
「ええ。それに、朝の散歩で、ときどき突然座るんです」
今度は診察台には乗せず、その場で触診。
「ああ!!これは!!外れますね。G2です。申し訳ない」

推測するに、診察台のアデルは
ものすごく緊張していて、身体を硬くして
私に体重を預けるような状態だったので
筋肉にも力が入り、外れなかったのでは?とのこと。
その緊張が、鎮静後で緩んだのでしょうね、と先生。
診察台ではなく、床に立たせたまま触診したから、
アデルもリラックスしてた事もあると思う。
「毎日、愛犬と接している飼い主さんの見る目が、
一番確かで、信頼できますから」と
先生がおっしゃってくださいました。
散歩中に、時々座り込むのも
膝に違和感があるか、外れてるからかもしれない、とのこと。

アデルを迎えてからの2年半、
できれば手術なしで改善できればと頑張ってきた。
他の犬とのガウガウ遊びは、一切させてこなかった。
一緒に暮らしているアルアニとも、並んで走ったこともない。
負担のない水泳で筋力を付け、
ドッグランでは、直進のみか、飼い主と併走。
毎日の適度なウォーキング。
その甲斐あって、生後2ヶ月から今まで、
3ヶ月ごとの検診では、ほぼ、前回よりもしっかりしてるとの診断していただいてきて
グレードが悪化することはなかったので、
もしかしたら、このままうまくいけば、
「もう大丈夫」と言ってもらえるかも?と密かに望みを抱いてきた。
だから、本当だったら、この日最初の診断は、
私の望みが叶った瞬間だったかもしれないのだけど、
「悪化することはあっても、良くなることはない。良くて、現状維持」と言われるパテラ。
特に、日常的に脱臼がある場合は、
それはあり得ない夢なのかと実感。。。

そして、たくさん悩み、検討した結果、
2月19日午前、
アデルは膝蓋骨脱臼整復手術(先天性G1~G2)をしました。
治療目的は、「痛みのない通常の日常生活を送れるようにすること」
手術の説明・注意点などをお聞きし、
9時にお預けして、手術終了予定の11時半に再来院。

先生から手術時の患部の状況や
行われた手術の説明を受けた。
内部を開いてみると、
レントゲンからではわからない炎症、
膝蓋骨周辺に脱臼による炎症が顕著にあった。
モニター画面で、画像を見ながら説明を受ける。
膝蓋骨を取り囲む軟骨組織が、
慢性的脱臼によって炎症し、盛り上がって同じ高さになり、
先生曰く「膝蓋骨が2つになっている」状態だった。
周辺も赤く腫れていた。
「当然、痛みもあったはず」と。。。
突然、座るのは、恐がりのせい?なんて言っていたけど
痛みや違和感で、座ってしまっていたのだろうと思うと、
なぜもっと早く決断しなかったかと悔やまれる。
犬は口をきけないし、
痛みを我慢してしまうから。
飼い主は、ほんのわずかなサインも見逃してはいけないと
つくづく思った。

そう、まさに、
私が手術をはっきり決心したのは
検診後の、2月の連休中、
小春日和の、ある昼下がり。
いつもの散歩コースをアデルと散歩していた時、
たった1㎞ちょっとの道のりなのに、
帰り道に差しかかったときに
アデルが困った顔をして座った時だった。
1~2㎞なんて健康な若犬なら、何でもない距離なのに…。
日中、私と一緒の時に座り込むことなんて
一年以上なかったこと。
目に見えぬ炎症は、密かに進んでいた…?


ともあれ、これだけの炎症が進行していたということは、
先延ばしにしていたら、前十字靱帯の損傷・断裂も起きかねなかったので、
まだ重篤でないうちに手術できたことは
本当に良かったと思っている。
骨を削ることもなく、異物であるインプラントも入れず、
浅い溝を深くする「滑車溝の再建手術」のみだったので。


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アデルの手術に関しては、
「可哀相だからやらないで欲しい」と反対もされたけれど
私たちは、毎日、アデルと暮らし、アデルを見て、触って、愛して、
アデルのための最善の方法を2人で真剣に話し合い、決断したことなので、
この判断が間違っているとは思っていませんし、
後悔もしていません。
なにより、フラットの膝に詳しく、
難しいフラットの膝手術を数多く手がけている信頼のおける先生だったので
安心してお任せできました。

恐がりで寂しがり屋のアデルに、手術・長い入院生活で
悲しい思いをさせた事は
とっても、とっても、心が痛んだけれど…。

そして、現在のアデルは
まだバリケン中心生活で、養生中ですが、
デッキのシートでウン&チッチもお利口にしてくれてます。
いろいろ心配事はあったけれど、
今は、術後の経過は順調。
次の検診でOKがでれば、お散歩も少しずつ解禁です。

このたびの手術では、
たくさんのお友達から、励まし・アドバイスのメールやお電話をいただき、
暖かく応援していただきました。
本当に心強かったです。
ありがとうございます。
これからも、アデルと一緒に、がんばってリハビリしていきます。

退院祝のメニュー。
お野菜とお肉のゼリー寄せ。
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チーズケーキぽんちゃん風。(^m^)
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「マテ」早く食べたいでし!
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お家が一番!
ストレス解消に、ときどきハウスから出して、オモチャで遊ばせてます。
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by nori1n3a | 2011-04-04 11:04 | 健康管理 | Comments(5)

Commented by ひーたん at 2011-04-05 15:10 x
お久しぶりです。
アデルちゃんとうとう手術したんですね。
大丈夫なのかと思っていたのですが痛かったんですね。
悩む決断で辛かった事と思います。
でもこれで痛みがなくなって元気に遊べますね。

無事手術が終わって良かった!!
Commented by nori1n3a at 2011-04-05 15:58
ひーたんさん。
こちらこそ、お久しぶりです。
そうなんです。
普段はニコニコしてるから、
痛みはないのかと思っていました。
定期検診してるという安心感もあったのかもしれないけど。
やはりメスを入れることには、悩んで、迷って、
本当に良いのか?と自問自答しましたが、
痛みを取ってあげることが最善の策だと思うので
後悔していません。

リハビリして、復活したら
遊んでくださいね。
Commented at 2011-04-06 17:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-04-06 17:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nori1n3a at 2011-04-07 10:45
鍵コメさん。
コメントありがとうございます。
ニッキーのことも、思ってくださってありがとうございます。
このコメント枠では、制限もあるし
書きづらいと思いますので
後ほど、そちらにお邪魔してメアドご連絡いたしますね。

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